ビブリオバトル・シンポジウム2020の開催にあたって
ビブリオバトルは2007年、京都大学の有志ゼミにて誕生しました。その誕生から13年が経過し、全国でさまざまな形態の活動が行われるようになりました。
今日では大会形式やワークショップ型の活動が社会に定着してきましたが、今年度の「ビブリオバトル・シンポジウム2020」では、今一度ビブリオバトルの原点である小規模なコミュニティ型のビブリオバトルに着目してみたいと思います。
開催のテーマとして、今回は「ちいさいコミュニティ」を掲げます。
「ちいさい」「身近な」「プライベート」などをキーワードとして、コミュニティ型のビブリオバトルの意義や機能について考える場を提供いたします。
さまざまなライフステージに立つメンバー6人による座談会形式にて、
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場を作るコツ
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開催に当たってのノウハウ
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開催して楽しかったこと/苦悩したこと
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過ごしやすい場づくりに関して
などのトピックスについて議論を深めていきます。
過去のビブリオバトル・シンポジウムでは、主に図書館・学校・企業・地域コミュニティのように、団体での開催を想定した議論を行ってきました。各年度において、そのときに課題となっていたトピックスを開催テーマに取り上げてきました。
今日に求められている課題は、「ビブリオバトルを開催してみたいがその方法が分からない」「開催にあたってどのように参加者を集めたらいいのかが分からない」「過ごしやすいコミュニティの作り方が分からない」などの疑問に答えていくことだと考えています。
「ちいさいコミュニティ」というテーマには、新しくビブリオバトルを始めたいと思う人や、現在所属しているコミュニティをより一層過ごしやすくするための道筋を示せるような力があると信じています。
新型コロナウイルスの影響を受け、今年度の「ビブリオバトル・シンポジウム2020」はオンラインでの開催となりました。従来の会場に集う形のシンポジウムも有意義なものでしたが、今年度のオンライン開催は、これまで以上に多くの人たちにビブリオバトルの話題を届けることができると考えています。
ビブリオバトルに関心を持つ多くの皆さまにご視聴いただけると幸いです。
2020年10月1日
ビブリオバトル・シンポジウム2020実行委員長
ビブリオバトル普及委員会理事 河野亜美